2018/10/10 21:00

大きく2種類あります。

<磁器:「石もの」>
石の粉(=陶石)を練ったものを原料とします。
高温で焼かれるため、硬度があり、表面はつるりと美しく焼き締まります。

<陶器:「土もの」>
自然界に取れる粘土(=陶土)を主な原料とします。
焼き上がりは表面の目は荒く強度は弱いですが、 釉薬を施し水を通しにくくします。
土の素朴な風合いや手作業の温かさ感じられます。

**初めて陶器を使う前に**

ぜったいにしなくてはいけない、ということではないのですが、お気に入りの陶器を大事に使っていただくための「ひと手間」をいくつか。。

<目止め>
鍋に陶器と完全にかぶる程度の米のとぎ汁をいれ弱火で15分ほど煮沸します。
鍋ごと冷ましてから取り出し、洗い流してからよく乾燥させます。
これをすることで、器の表面の目を埋め、水の染み出るのを防いだり、汚れを染みにくくすることができます。

<底のざらつき>
底の高台部分にざらつきがある場合は、きめの細かいサンドペーパーで少し削って滑らかにしてみてください。
これをすることで、テーブルなどの傷付きを防ぐことができます。

陶器は使い込むことで風合いも変化していくもの、あまり神経質になる必要などありません。
「なじむ」という変化を楽しみ、大事に「育てる」感覚でお使いになっていただければ、と思います。